「安全な体重管理について」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU
- 2017.08.23 Wednesday
- 18:23
日野原重明 先生
人が健やかでいるためには「その人にとって、理想的な体重を保つことです」聖路加国際病院の愛情健康レシピ
管理栄養士の仕事とは
1 給食管理
2 栄養指導(健康者への健康増進、疾病者への食事指導)
3 栄養管理(低栄養にさせない、チーム医療)
体重管理の目的
肥満関連疾患(動脈硬化が進む)に対する医療費増大を防ぐ対策である
カロリーとは水1ℓを1℃上昇させる熱量「1kcal」
5gのバターには45ℓの浴槽のお風呂の水を40℃から41℃へ追い炊きするエネルギーと同じ
ブドウ糖 エネルギーの流れ
基礎代謝量
加齢とともに筋肉が低下するので基礎代謝も低下する。低下した筋肉量で200kcalのエネルギー消費が減り、皮下脂肪になる。
低糖質ダイエット(減量時のエネルギーの流れ)
糖質を摂らないのでブドウ糖がでなくなる。するとアミノ酸、グリセロール(脂肪から)がブドウ糖になる。
脂肪からできたケトン体で脳は動く、インスリンはでないのでインスリンが細胞へブドウ糖を運ばなくなる。
糖質を減らす…食事はたった一つの栄養素を極端に意識するだけで食事のバランスが崩れる。
「兵糧攻め」
敵の食糧補給路を断ち、兵糧を欠乏させることによって打ち負かす攻め方。
戦の後、白米を一気に食べ続けた兵士は、白米を食べれなかった兵士に比べて死人が多くでたという。
つまり、減量後の食事再開は気をつけないと危険である。
減量後急に食べ出すことでビタミンやミネラの消耗が激しくなる。ビタミン、ミネラルの欠乏症になる。
高齢者の食事療法
高齢者は廃用症候群を防ぐため、筋力を低下させない食事療法が必要。
認知症の治療で筋トレは脳トレよりも効果があったいう報告がある。75歳以上は筋肉が大切。
「食べず、動かず、低栄養」ロコモティブシンドロームになる。
理想的な食事の内容、回数などは個人によって筋肉量や活動量が異なるので、変わってきます。
日本人は痩身願望が強く、極端に痩せていれば良いという傾向がありますが、人生のライフステージによって理想的な体重管理は変化します。例えば働き盛りの頃は、肥満や血圧、血糖値、中性脂肪が高いと病気になりやすく、よくないとされています。しかし高齢者では中性脂肪の数値の高い人の方が病気になったときの予後が良いという研究データがあります。
自分のライフスタイルにあった無理のない食事、体重管理が大切です。
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