「8月30日は針刺し予防の日 職業感染制御研究会 血液媒介感染症」イリタニオフィス滅菌管理研究会

  • 2016.08.30 Tuesday
  • 22:56

 

本日、8月30日は「針刺し予防の日」職業感染制御研究会です。

鋭利器材による針刺し・切創は、医療従事者にとっては日常誰にでも起こり得る事象です。また、輸血用の穿刺針や透析用の留置針のように、内空の体積が大きく空洞状になった注射針は中空針と呼ばれ、縫合針のような単純な鋭利器材と比較し針刺し・切創時に多量の血液成分が体内に入り込む可能性が高いです。 針刺し・切創防止のためには、リキャップを禁止するとともに、廃棄専用容器を配置する必要があります。その際、安全装置付き器材を導入することが望ましい。また、糖尿病に対する血糖測定装置・インスリン自己注射針の使用拡大に伴い、廃棄専用容器の設置と患者への周知が必要です。これらの器材においても安全器材導入が望ましいとされています。 針刺しにより、HBV、HCV、HIVなどの血液感染の危険が生じます。

基本的には標準予防策の遵守が必要で、血液、体液への直接曝露を避けます。日常診療の中で針刺しを防ぐには、職員が針刺しや血流感染の知識を有し、HBVに対するワクチン接種で抗体を保持するほか、リキャップを行わず安全器材を常に使用し、しかも器材の適切な使用方法を遵守する必要があります。 万が一針刺し事故が起きた場合は、対応マニュアルなや沿って直ちに届出を行い、産業医などによる定期的な検診を受ける必要があります。また、施設内での針刺し・切創時に個人あるいは管理者がとるべき手順について、それぞれの立場で日常的にシュミレーションし、マニュアル化しておく必要があり、フローチャートや連絡表も備えておくことが推奨されます。針刺し・切創による汚染血曝露時に問題となるのはHBV、HCV、HIVです。付着した血液量やウイルス量、針が届いた深さ、針の構造により異なるが、針刺し1回あたりの感染のリスクは、HBVはHBs抗原陽性かつHBeAg陽性の血液において37〜62%、HBs抗原陽性HBeAg陰性時23〜37%、HCVは2%、HIVは0.3%前後とされています。

 

 

 

 

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