「ロコモティブシンドローム 寝たきりの予防と口腔の健康」東京顕微鏡歯科治療アシスタントYU

  • 2015.04.26 Sunday
  • 23:55
日本の高齢者が寝たきりとなる原因としては、1位が脳卒中などの脳血管障害、2位は衰弱、3位は転倒・骨折などがあげられます。つまり、脳卒中予防、転倒・骨折予防が寝たきり予防へとつながります。


脳卒中の予防としては「脳卒中にならないための10ヶ条」といった取り組みためのなど、さまざまな生活習慣の改善の取り組みが図られています。

〜「脳卒中にならないための10ヶ条」〜
1 手始めに 高血圧から 治しましょう
2 糖尿病 放っておいたら 悔い残る
3 不正脈 見つかり次第 すぐ受診
4 予防には タバコをやめる 意思を持て
5 アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒
6 高すぎる コレステロールも 見逃すな
7 お食事の 塩分・脂肪 控えめに
8 体力に あった運動 続けよう
9 万病の 引き金になる 太りすぎ
10 脳卒中 起きたらすぐに 病院へ


さらに近年、中高年の男性を中心に肥満者の割合が増加傾向にあり、肥満者の多くが糖尿病、高血圧症、歯質異常症などの危険因子を複数併せ持ち、危険因子が重なるほど心疾患や脳血管疾患を発症する危険が増大することから、こうした内臓脂肪肥満に着目した「内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)」の概念を導入し、国民の運動、食生活、喫煙面での健全な生活習慣の形成に向け、特定検診や特定保健指導など、その対策に重点が図られてきています。

また、転倒・骨折では介護予防に運動器の機能向上が取り入れられ、さらにロコモティブシンドロームといった新しい運動も展開されています、

〜ロコモティブシンドローム〜
(1つても当てはまれば要注意)


1 片足立ちで靴下が履けない
2 家の中でつまづいたり滑ったりする
3 階段を上るのに手すりが必要である
4 横断歩道を青信号で渡りきれない
5 15分くらい続けて歩けない
6 2kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難である
7 家のやや重い仕事が困難である(掃除機かけ 布団の上げ下ろしなど)

このような脳卒中や転倒・骨折予防に口腔の健康がかかわっていることがいくつか証明されています。たとえば、50歳代で脳卒中を引き起こした患者の残存歯数が歯科疾患実態調査報告書の結果よりも有意に低く、歯を多く喪失しているものでは早期に脳卒中になる可能性があるといった報告があるとのこと。

歯周病菌が口腔から全身にめぐり、血栓をつくる原因になることが、理由のひとつではないかと考えられます。

口腔の健康を保つことで、予防できる全身の病気があります。歯を清潔に保つことで、寝たきりを予防できることがあるのです。ご参考までにどうぞ^ ^




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