「B型肝炎 水痘 流行性耳下腺炎 麻疹 風疹」東京顕微鏡歯科治療アシスタントYU
- 2015.03.29 Sunday
- 17:34
先日、当院のスタッフは全員、B型肝炎、水痘、流行性耳下腺炎(おたふく風邪)、麻疹、風疹に対する抗体を持っているか確認するための抗体検査を受けました。
上記の5つの感染症は、全てウイルスにより感染します。B型肝炎以外の水痘、流行性耳下腺炎、麻疹、風疹については、幼少の頃に予防接種を受けている方が多のではないかと思います。しかし、子供の頃に予防接種をして抗体を獲得したとしても、成長する過程で抗体がなくなることがあります。ですので、大人になってからも抗体検査をする必要性があります。
検査の結果、私は流行性耳下腺炎と麻疹の抗体がありませんでした。
子供の頃、おたふく風邪になり、真っ赤な頬をパンパンに腫らしたアンパンマンみたいな写真が残っているので、感染したことは間違いないのですが、どうやら抗体は消えてしまたか、できてきなかったようですね。(笑)
先日、まずは麻しんの予防接種を受けました。順を追って、流行性耳下腺炎の予防接種も受ける予定です。
最後に水痘、流行性耳下腺炎、麻疹、風疹のウイルスについてまとめましたので、ご参考までにどうぞ^ ^
水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)
水痘・帯状疱疹ウイルスは初感染時は水痘。再発では帯状疱疹の原因となるウイルスです。2〜8歳の小児に初感染を起こすと2週間程度の潜伏期を経て、きわめて高率に水痘をおこす。38℃前後の発熱、倦怠感、頭痛、腹痛が1〜2日あり、その後、全身に両側性に大きさ3〜4mmくらいの水疱が出現。顔面、頭部、口腔内から四肢に広がる。1〜2日後に濃い褐色となり乾燥し痂皮となる。急性期には相次いで発疹が出現するため、さまざまな状態の発疹、水痘が皮膚上に現れるのが特徴。VZVの感染力は極めて強く、水痘患者の呼吸器の分泌物や水痘内容物から飛沫感染や接触感染をおこす。成人してから、回帰発症した場合は帯状疱疹とよぶ。知覚過敏、知覚異常、熱感、掻痒
感などの、前駆症状の後、疼痛を伴う。1〜3日後に水疱疹となりやがて、膿疱、痂皮を経て治癒する。高齢者が発症した場合は帯状疱疹後神経痛になることがあり、発症領域に数カ月から数年慢性的な痛みが出ることもある。
ムンプスウイルス(mumps)
ムンプスウイルスは流行性耳下腺炎を起こす原因ウイルスである。唾液を介した
飛沫感染や接触感染により感染する。2〜12歳への小児への感染が一般的。2〜3週間の潜伏感染期間に気道粘膜から所属リンパ節に広がり血中に移行する。発症してから12〜24時間くらいで、唾液腺(耳下腺)の腫脹が著明となり発熱、頭痛、咽頭痛なども認められる。
麻疹ウイルス(measles)
麻疹ウイルスは麻疹(はしか)の原因ウイルスできわめて高い感染力と高い発症率を誇る。好発年齢は1〜5歳で10歳までにほとんどの人は免疫を獲得する。感染後、10〜12日の潜伏期間を経て発症。カタル期は3〜4日続き38℃前後の発熱を伴う風邪症候群や結膜炎症候となる。カタル期の後半、発疹出現の1〜2日前に口腔粘膜の臼歯咬合面の高さの頬粘膜に直径1mm程度の数個から数十個の白色小斑点、コプリック斑が生じる。この時期が他者への感染力が最も強い。
発疹期はいったん解熱するが、再び39〜40℃の高熱とともに発疹が発現。体幹や顔面から目立ち始め、四肢の末端まで広がる。消化器症候も現れ、乳幼児は脱水症状をおこすこともある。
麻疹に感染・発症すると一時的な免疫力の低下が起こるため、細菌による二次感染の危険が高まる。中耳炎、肺炎、急性脳炎などの合併症が起こりやすくなる。ワクチン未接種の女性が妊娠中に感染すると子宮収縮による流産を起こすことがある。
風疹ウイルス(rubella)
日本では3日はしかとして知られており、かつては幼児、学童期に6〜9年ごとに大流行を起こしていたが近年ではあまり見られない。感染力は水痘や麻疹よりも弱い。飛沫により気道に感染し、所属リンパ節で増殖後、ウイルス血症を生じて全身に広がる。不顕性感染が多いが2〜3週間の潜伏期のあと初期症状として、鼻汁、咳、痛みのないバラ色の斑点が口蓋にできる。典型的な症状は、紅色斑丘疹、発熱、頸部リンパ節腫脹の3つである。この三大症状が現れない場合は溶血性レンサ球菌感染症などとの鑑別が必要。発疹は顔面から頸部、体幹、四肢へと広がる。発疹と同時に頸部、後頭部、耳介後部のリンパ節腫脹と圧痛が生じる。麻疹と似た症状であるが、軽症のため3日はしかとよばれる。妊娠初期に風疹ウイルスに感染すると先天性風疹症候群を引き起こして 新生児にさまざまな奇形や障害をもたらすことがある。
上記の5つの感染症は、全てウイルスにより感染します。B型肝炎以外の水痘、流行性耳下腺炎、麻疹、風疹については、幼少の頃に予防接種を受けている方が多のではないかと思います。しかし、子供の頃に予防接種をして抗体を獲得したとしても、成長する過程で抗体がなくなることがあります。ですので、大人になってからも抗体検査をする必要性があります。
検査の結果、私は流行性耳下腺炎と麻疹の抗体がありませんでした。
子供の頃、おたふく風邪になり、真っ赤な頬をパンパンに腫らしたアンパンマンみたいな写真が残っているので、感染したことは間違いないのですが、どうやら抗体は消えてしまたか、できてきなかったようですね。(笑)
先日、まずは麻しんの予防接種を受けました。順を追って、流行性耳下腺炎の予防接種も受ける予定です。
最後に水痘、流行性耳下腺炎、麻疹、風疹のウイルスについてまとめましたので、ご参考までにどうぞ^ ^
水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)
水痘・帯状疱疹ウイルスは初感染時は水痘。再発では帯状疱疹の原因となるウイルスです。2〜8歳の小児に初感染を起こすと2週間程度の潜伏期を経て、きわめて高率に水痘をおこす。38℃前後の発熱、倦怠感、頭痛、腹痛が1〜2日あり、その後、全身に両側性に大きさ3〜4mmくらいの水疱が出現。顔面、頭部、口腔内から四肢に広がる。1〜2日後に濃い褐色となり乾燥し痂皮となる。急性期には相次いで発疹が出現するため、さまざまな状態の発疹、水痘が皮膚上に現れるのが特徴。VZVの感染力は極めて強く、水痘患者の呼吸器の分泌物や水痘内容物から飛沫感染や接触感染をおこす。成人してから、回帰発症した場合は帯状疱疹とよぶ。知覚過敏、知覚異常、熱感、掻痒
感などの、前駆症状の後、疼痛を伴う。1〜3日後に水疱疹となりやがて、膿疱、痂皮を経て治癒する。高齢者が発症した場合は帯状疱疹後神経痛になることがあり、発症領域に数カ月から数年慢性的な痛みが出ることもある。
ムンプスウイルス(mumps)
ムンプスウイルスは流行性耳下腺炎を起こす原因ウイルスである。唾液を介した
飛沫感染や接触感染により感染する。2〜12歳への小児への感染が一般的。2〜3週間の潜伏感染期間に気道粘膜から所属リンパ節に広がり血中に移行する。発症してから12〜24時間くらいで、唾液腺(耳下腺)の腫脹が著明となり発熱、頭痛、咽頭痛なども認められる。
麻疹ウイルス(measles)
麻疹ウイルスは麻疹(はしか)の原因ウイルスできわめて高い感染力と高い発症率を誇る。好発年齢は1〜5歳で10歳までにほとんどの人は免疫を獲得する。感染後、10〜12日の潜伏期間を経て発症。カタル期は3〜4日続き38℃前後の発熱を伴う風邪症候群や結膜炎症候となる。カタル期の後半、発疹出現の1〜2日前に口腔粘膜の臼歯咬合面の高さの頬粘膜に直径1mm程度の数個から数十個の白色小斑点、コプリック斑が生じる。この時期が他者への感染力が最も強い。
発疹期はいったん解熱するが、再び39〜40℃の高熱とともに発疹が発現。体幹や顔面から目立ち始め、四肢の末端まで広がる。消化器症候も現れ、乳幼児は脱水症状をおこすこともある。
麻疹に感染・発症すると一時的な免疫力の低下が起こるため、細菌による二次感染の危険が高まる。中耳炎、肺炎、急性脳炎などの合併症が起こりやすくなる。ワクチン未接種の女性が妊娠中に感染すると子宮収縮による流産を起こすことがある。
風疹ウイルス(rubella)
日本では3日はしかとして知られており、かつては幼児、学童期に6〜9年ごとに大流行を起こしていたが近年ではあまり見られない。感染力は水痘や麻疹よりも弱い。飛沫により気道に感染し、所属リンパ節で増殖後、ウイルス血症を生じて全身に広がる。不顕性感染が多いが2〜3週間の潜伏期のあと初期症状として、鼻汁、咳、痛みのないバラ色の斑点が口蓋にできる。典型的な症状は、紅色斑丘疹、発熱、頸部リンパ節腫脹の3つである。この三大症状が現れない場合は溶血性レンサ球菌感染症などとの鑑別が必要。発疹は顔面から頸部、体幹、四肢へと広がる。発疹と同時に頸部、後頭部、耳介後部のリンパ節腫脹と圧痛が生じる。麻疹と似た症状であるが、軽症のため3日はしかとよばれる。妊娠初期に風疹ウイルスに感染すると先天性風疹症候群を引き起こして 新生児にさまざまな奇形や障害をもたらすことがある。
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