「骨粗鬆症」東京顕微鏡歯科治療総合診療アシスタントYU
- 2014.07.30 Wednesday
- 07:47
骨粗鬆症とは、骨量の低下と微細構造の変化により骨がもろくなり、骨折を起こしやすくなる疾患です。背骨の圧迫骨折が起こると、痛みが出て動作や行動範囲の制限につながります。また、大腿骨骨折は高齢者が寝たきり状態になる大きな一因です。
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骨粗鬆症は閉経後の女性多く、女性ホルモンの減少に関連しています。また、加齢も関与します。その他にステロイド薬の長期服用、透析、甲状腺機能亢進症や糖尿病が骨粗鬆症の原因となります。
ここで、気になるのが糖尿病。糖尿病とは血液中のブドウ糖濃度が病的に高くなる糖代謝異常のことをいいます。ではなぜ糖尿病になると骨粗鬆症が発症しやすくなるのでしょうか…。原因の一つとして膵臓のランゲルハンス島で作られる唯一血糖値を下げるホルモン「インスリン」にあります。
インスリンは血糖値を下げる働きの他に、骨芽細胞のレセプターとなり、骨形成を促進します。またビタミンD3を活性化ビタミンD3にかえる働きをします。つまり、インスリンが減ると、骨をつくる細胞が減って骨量が減少したり、活性型ビタミンD3が不足して腸からカルシウムが吸収されにくくなったりするそうです。
また、糖尿病になると尿量が増えるためカルシウムが多く尿から排泄されてしまうことも原因の一つです。
糖尿病になると為感染性となり外科処置を行うことが難しい場合があります。歯科はほとんどが外科処置になるので、歯科治療ができなくなる可能性がでてきます。
また、骨粗鬆症ではビスホスホネート系薬剤が多く処方されます。その副作用として顎の骨が腐骨になる顎骨壊死があります。ですのでBP系薬剤長期服用者も歯科治療ができない場合があります。
糖尿病は、自覚症状のでにくい病気です。またよく耳にするのは糖尿病になると失明、下肢の壊死など自分には遠い話のように聞こえるかもしれません。しかし糖尿病は歯周病のリスクファクターになり、その歯周病を治す歯の治療もできなくなる可能性があるのです。
日頃から正しい食生活、適度な運動を心がけましょう^ ^
ご参考までにどうぞ。
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骨粗鬆症は閉経後の女性多く、女性ホルモンの減少に関連しています。また、加齢も関与します。その他にステロイド薬の長期服用、透析、甲状腺機能亢進症や糖尿病が骨粗鬆症の原因となります。
ここで、気になるのが糖尿病。糖尿病とは血液中のブドウ糖濃度が病的に高くなる糖代謝異常のことをいいます。ではなぜ糖尿病になると骨粗鬆症が発症しやすくなるのでしょうか…。原因の一つとして膵臓のランゲルハンス島で作られる唯一血糖値を下げるホルモン「インスリン」にあります。
インスリンは血糖値を下げる働きの他に、骨芽細胞のレセプターとなり、骨形成を促進します。またビタミンD3を活性化ビタミンD3にかえる働きをします。つまり、インスリンが減ると、骨をつくる細胞が減って骨量が減少したり、活性型ビタミンD3が不足して腸からカルシウムが吸収されにくくなったりするそうです。
また、糖尿病になると尿量が増えるためカルシウムが多く尿から排泄されてしまうことも原因の一つです。
糖尿病になると為感染性となり外科処置を行うことが難しい場合があります。歯科はほとんどが外科処置になるので、歯科治療ができなくなる可能性がでてきます。
また、骨粗鬆症ではビスホスホネート系薬剤が多く処方されます。その副作用として顎の骨が腐骨になる顎骨壊死があります。ですのでBP系薬剤長期服用者も歯科治療ができない場合があります。
糖尿病は、自覚症状のでにくい病気です。またよく耳にするのは糖尿病になると失明、下肢の壊死など自分には遠い話のように聞こえるかもしれません。しかし糖尿病は歯周病のリスクファクターになり、その歯周病を治す歯の治療もできなくなる可能性があるのです。
日頃から正しい食生活、適度な運動を心がけましょう^ ^
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