中性脂肪 コレステロール

  • 2014.06.29 Sunday
  • 15:00
血液中の主な脂質は、中性脂肪、コレステロール、リン脂質などです。中性脂肪はエネルギー源としての役割の他、生体組織の隔離・保護にも必要とされています。コレステロールは細胞膜などの構成成分で胆汁酸やステロイドホルモン、ビタミンDなどの前駆体としても重要です。


肝臓は中性脂肪やコレステロールを合成するため肝機能が低下するとこれらは減少します。
中性脂肪やコレステロールは血中では血漿リポタンパク質として存在します。リポタンパクには大きくわけて4つのタイプがあります。
悪玉コレステロールで知られているLDLは肝臓で合成されたコレステロールを末梢へ運搬する働きがあります。
善玉コレステロールで知られているHDLはコレステロールを末梢から肝臓へ回収すし、細胞内に蓄積したコレステロールを除去したり細胞内への取り込みを抑制する働きがあります。
悪玉コレステロールLDLが過剰になるとコレステロールは血管に沈着し、動脈硬化の原因になります。

総コレステロールとは血中に含まれる全てのコレステロールの総量であり、単独で検査をすることはなく、中性脂肪やHDL、LDLコレステロールと同時に測定します。
LDLコレステロールが140mg/dL以上の場合を高LDLコレステロール血症、HDLコレステロールが40mg/dL未満の場合を低HDLコレステロール血症、中性脂肪が150mg/dL以上の場合を高トリグリセリド血症といいます。いずれも動脈硬化疾患の危険因子です。脂質異常症と診断されます。日本動脈硬化学会「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」

また、2005年に作成されたメタボリックシンドロームの診断基準にも脂質異常(中性脂肪150mg/dL以上またはHDLコレステロール40mg/dL未満)が含まれています。特定健康診査

現在の日本では4割近くの人が脂肪の取りすぎであるとの報告があります。脂質は風味や美味しさと直結しているため注意しないと過剰摂取になりやすいにので注意が必要です。

またマーガリンやショート二ングに含まれているトランス脂肪酸は血清LDLコレステロールを増加、HDLコレステロールを低下させ冠動脈疾患のリスクを高めるとの報告があることから欧米諸国ではトランス脂肪酸に対する規制を行っています。

対して、魚油に含まれるEPAやDHAは血中中性脂肪低下作用、血栓予防、抗アレルギー作用などの有効性が示されています。1日に1g以上摂取することが望ましいとされています。べにざけ一切れ程度に相当するにで摂取は困難ではありません。

ご参考までにどうぞ^ ^

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