「先進医療 保険 高度医療 違い」東京マイクロスコープ顕微鏡歯科YU
- 2012.09.30 Sunday
- 22:11
公的保険医療制度では保険で認めた治療と保険がきかない自由診療を組み合わせる混合診療を、原則として認めていません。
保険で認められていない治療を受ける場合は、診察代や検査、入院費用なども保険がきかなくなるそうです。ただし、実質的に混合診療が認められているのが「先進医療」や「高度医療」の制度だそうです。どちらも対象になった治療にかかる費用に保険はきかないが、入院費など残りの部分は通常の医療と同じように保険適用になります。
ただし、「先進医療」と「高度医療」では、受けられる治療の意味合いはかなり異なるとのこと。
「先進医療」は最先端の医療技術の中で、ある程度有効とされているものについて、厚生労働省@先進医療の概要についてが認めたものです。一方、「高度医療」は2008年に新しくできました、位置づけは先進医療の一つですが、未承認や適応外の薬や医療機器を使った医療が対象です。製薬会社がお金をかけて治験したがらないような、患者の少ない病気の未承認薬も、高度医療に指定されれば、通常の診察や検査、入院費などについては保険がきくそうです。
「高度医療」の制度は患者に未承認薬などの治療に門戸を広げる一方で、本当に有効かどうかを調べる医師による臨床試験としての目的があるそうです。
参加方法や治療を受けられる期間、人数などが決められています。治療には海外でも有効性がはっきりしないものもあるそうです。従来の治療と比べて効果があるかを調べるものもあるそうです。
9月1日現在、高度医療は38種類、それ以外の先進医療は65種類あります。明日、10月1日からは、先進医療と高度医療が一本化されます。
「先進医療A」と「先進医療B」に分かれ、Aは有効性がある程度明らかなもので先進医療の多くはこちらへ移ります。一方、Bは有効性が必ずしも十分に明らかでないもの、で高度医療は主にここに移ります。
先進医療に認められるには、実施前の専門家による治療計画の診査が必要ですが、特にBについては臨床試験として、妥当性や安全性などの細かい審査を受けます。厚生労働省は、この臨床試験の結果を、未承認薬の承認申請データとして活用する方針だそうです。
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