「インプラント難民」 イリタニオフィス顕微鏡歯科医院

  • 2010.11.23 Tuesday
  • 23:59
 
先日、興味深い記事を見つけました!(^^)!
「スウェーデンのインプラント治療と日本のインプラント治療について」
書かれたものです↓↓↓

まず始めに、スウェーデンのインプラント治療の特徴は
長年に渡り十分に定期検診を受けていることを当たり前と
考える患者さんを対象にしていることです。
この前提のもと、歯科衛生士による定期的なモニタリング、十分な
情報提供、そして疾患の治療と予防が行われています。
それにも関わらず、天然歯を喪失してしまった場合に
インプラントが天然歯に代わる選択肢の一つになるわけです。
ですからインプラント治療後も、それ以前と同様にメインテナンスを
受けることが前提として国民に根づいているのです。

一方の日本では、何らかの問題があるときにだけ歯科医院を受診
することが一般的であり、歯がなくなったから義歯の代わりとしての
インプラント治療を受けることが目的となってしまっているような傾向が
見られます。
つまり、原因を放置したまま代替物を新設するわけですから、特に
歯周病を放置したままでは新しいインプラントに影響を及ぼさない
はずはないと思われます。

インプラント周囲炎は天然歯における歯周炎に相応し、原因は
バイオフィルムで治療方法はその除去であることは全く同じです。
ですから、インプラント治療を受けらる口腔内環境を整備することが
インプラント周囲炎の感染予防につながります。
残存歯の歯周病を放置したままで行うインプラント治療は意図的に
インプラント周囲炎のリスクを高めることを意味します。
また、天然歯と同様にインプラントもメインテナンスが必要です。
インプラントメインテナンスnaomiさんブログへどうぞ!!

つまりインプラント周囲炎の予防は、口腔内環境の改善を目的とした
歯周治療、インプラント治療時の感染予防、インプラント治療後の
メインテナンスの三つが重要と考えられます。

今日ではインプラントに大きな期待を抱いている患者さんが多く存在します。
しかし、安易なインプラント治療に走った結果として数年後にインプラント
周囲炎を発現し口腔健康状態を憎悪させる患者さんが増えていることも
事実だということです。

定期検診が根づいているスウェーデンを始めとするヨーロッパでさえも
インプラント周囲炎の発現率はきわめて高くなっているということです。

メインテナンス制度が確立されていない日本においてはその発現率は
想像の範囲でしかありませんが、現状以上の「インプラント難民」の
増加が懸念されるということです。

東京マイクロスコープ顕微鏡歯科 YU

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