「アルコール」 東京マイクロスコープ顕微鏡歯科

  • 2010.07.29 Thursday
  • 11:06
 暑い日が続きますね!!
そうなるとついついお酒の量も増えてしまいませんか・・・。
今回はお酒のアルコールが体に与える影響について調べてみました!

まず始めに、お酒のアルコールはエタノールです。
一回酸化されてできるのがアセトアルデヒド。
さらにもう一回酸化されると酢酸になり、最終的には
水と二酸化炭素になります。

私たちが認識している現象を引き起こすのは主に
エタノールとアセトアルデヒドです。
酔いをもたらすのがエタノールです。
エタノールには中枢神経を抑制する働きがあり、適量なら
一種の安定剤と考えることも可能ですが、過量だと毒になります。

対して、アセトアルデヒドは適量という考え方が成立しないほど
微量から毒として作用します。
気持ち悪い、動機、頭痛はアセトアルデヒドの仕業です。
二日酔い、酒臭い原因もアセトアルデヒドにあります。

体内に取り込んだエタノールは主に肝臓で酵素の助けを借りて
酸化処理されます。
エタノールを代謝する酵素とアセトアルデヒドを代謝する酵素は
別々で遺伝子の多型によって強い、弱いがあると知られています。

酵素の働きが極端に弱い人が「体質的にアルコールを受け付けない」
人です。
両方の酵素が強い人は、大量に飲んでもケロリとしていることに
なります。しかし、肝臓などの消火器に負担がかかってないわけでは
ありません。

エタノールを代謝する酵素が強く、アセトアルデヒドを代謝する酵素が
弱い人は、アルコールの気持ちよさは感じられないのに
アセトアルデヒドの毒は長時間感じることになるので、あまりお酒が
好きなひとはいないそうです。

逆にアルコールを代謝する酵素は弱いけれど、アセトアルデヒドを代謝する
酵素が強い人は、すこしの量で、気持ちよさが持続し二日酔いに
なりにくいというお得な体質といえます。
ただし、依存症に気をつける必要があります。

全くお酒を飲まない人より、少し飲む人の方が死亡率は低いと
いわれていますが、大量に飲む人は飲まない人よりも死亡率が高いという
「Jカーブ現象」が知られています。

死亡率低下に働いた要因として、適量の飲酒は心筋梗塞などの虚血性
心疾患リスクを低くすると言われています。
一方で、飲酒によって発症のリスクが上がるものもあります。
肝臓などの消化器に負担がかかり続けた結果の機能低下です。
これは代謝酵素の強弱にかかわらすアルコールの量によって左右される
ことなのでお酒が強い人ほど十分な注意が必要です。
また、舌、咽頭、食道など上部消化器の発がん性リスクが上がるようです。

続きます↓↓↓

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